トロントをはじめ、オンタリオ州でお酒を扱う際に必須となるスマートサーブを取得してみました。
マリファナ(Canabis)に対する項目も追加されていて、全体的に内容を刷新したようです。
2019年11月以降、スマートサーブを取得する予定の方はぜひチェックしてみてください。
インターネットでは古い項目しかなかったので、調べて違うなと思ったところも載せています。
スマートサーブとは
オンタリオ州でお酒に関係する仕事に就く際に必須の資格です。
お酒を扱うレストランのサーバーはもちろん、
お酒を扱うイベントのチケット係や、お酒を扱うスーパーのレジといった仕事でもスマートサーブは必須の資格となります。
応募の際にこの資格を持っていなくても、働きはじめる日までには必ず取得しなければいけません。
取得までの流れ
- サイトに登録
- 勉強する
- 試験を受ける
- 2時間後にメールで合格番号が送られる
- 14営業日以内に郵送でカードが送られる
といった流れです。
進め方
オンラインや実際の教室で勉強することができるようです。
オンラインの場合は、$34.95+税金で、30日間勉強用の教材とテストにアクセスできるようになります。2回まで試験を受ける費用+カードの郵送代(合格した場合)も含まれています。
全体的に8モジュールくらい(細かくは忘れてしまいました)
の項目があり、ビデオや文章を読みながら進めていきます。
公式サイトでは3-4時間くらいで終わると書いていますが、英語が苦手な方は2日ほど見ておくと良いかと思います。
途中で中断もできるので、すき間時間にも勉強できます。
過去の情報との違い 2019年度版
インターネットで調べて過去のものと変わったのかなと思う箇所の一覧です。
- 8項目ほどあるモジュールがそれぞれ2~4ほどに分かれています。
- ミニテストがそれぞれ用意されています。
- 正解が不正解かがその場でわかり、問題に対するフィードバックが読めます。
- 大麻に関する項目の追加
- 最終試験のときに、試験管と会話することはなかったです。(机のまわりを360度見せてとも言われませんでした)
- 最終試験用にソフトのダウンロードもありませんでした。
- 最終試験は全部で33問
過去の情報では、それぞれのミニテストでどこが間違っていたのか分からなかったという意見があったので、ここを改善したのかと思われます。
最終試験の時に、試験管にIDの提示を求められて少し会話するという情報が多かったですが、実際は違いました。
まず、最初に自分の顔写真を撮り、IDの撮影をします。(2回目のテストにはIDの撮影は無し)映像として録画しているとのことなので、怪しい動きはチェックされているかもしれません。
IDと顔写真のアップロードが完了したらすぐにテストに入ります。
特に試験官を待つ必要もありません。
難しい?簡単?問題の難易度
難易度としては、モジュールと同じ内容なのでさほど難しくはありません。
ただし、英語なので単語が難しいかもしれません。
signs of intoxication (酔っ払いのサイン)を選べという問題で、
stumblings つまづく
loss of inhibition 衝動の抑制の喪失(羞恥心がなくなる?)
というように、あまり日常で使わない単語が出ます。
強用教材に同じ単語が出るので分からない単語は覚えてしまった方が焦らずにすみます。
難しいと思った問題(例題)
①BAC(血中濃度)の問題です。
例題としては、
Sasha は175lbs.で スタンダードドリンクを2時間で3杯飲みました。
BACはいくらでしょうか?
ミニテストではBACのチャートを見ながら答えられたので、チャート無しではどうするか迷いました。
ただし、
- スタンダードドリンクは1時間1杯を目安とすること
- 運転できないレベルは0.08であること
のふたつを考えると、選択肢のなかから比較的簡単に見つけられます。
あとは、SOPに関する問題が難しかったです。
No-sale permit と SOPがいるイベントについての違いなど。
じつは筆者は1度目は不合格だったので、2度受けました。
2度目は1度目に比べてかなり易しかった印象です。97%で合格しました。
まとめ
単語などに慣れると簡単です。
時間制限もないので、ひっかけ問題に注意しながらゆっくりと進めていけば良いと思います。
これから受ける人は頑張ってください!