こんにちはTabikoです。
今回のテーマは「海外でのクレジットカードの使い方」です。
クレジットカード払いが主流の欧米では、100円ぐらいのものもカード払いできるので日常生活にクレジットカードは欠かせません。
上手く使えばとっても便利なので海外旅行先でもクレジットカードをスマートに使って、快適な旅を過ごしましょう。今回は海外でも慌てないよう、クレジットカードの使い方について紹介していきます。
目次
クレジットカードの利用方法と考え方
クレジットカードの基本的な利用方法は、ほぼ日本と同じでカードを提示して機械で精算します。
簡単そうですが、少し日本と違うところもあるので詳しく見ていきましょう
支払い方法は一括のみ
まず支払い方法は、全て一括となります。
理由はクレジットカードの払い方の違いです。
毎月、クレジットカードの残高が確認できると Minimum payment(支払い最小金額) と呼ばれる金額を払います。
そうすれば、限度額まで自由に使えるという考え方が浸透しているので、支払い時には清算方法を考えないのです。
日本でいうリボ払いですが、こういった理由から支払い時には全て一括となっているようです。
クレジットカードは顧客の信用度を測るカード
クレジットカードは単なる支払いのカードではなく信用度を図るという意味合いも持っています。
どのようなカードを持っているかでその人の生活レベルがわかるのでカード選びは慎重にしましょう。
日本ではアニメのキャラクターや奇抜なデザインのカードもありますよね。リラックマとか可愛いんですけど、海外ではクレジットカード=お金=信用です。
このようなカードはおもちゃとみられるばかりでなく、その人の社会的信用についても疑われる可能性があります。奇抜なデザインのもの、とくにアニメのキャラクターが付いたカードは海外ではあまり使わない方がいいですよ。
暗証番号(PIN Number)は出発前に必ず確認
暗証番号はPIN Number(ピンナンバー)と言い、クレジットカードを使う時に必要な場合が多いです。
場合によっては入力がいらない場合もありますが、実感としては100ドル以上の買い物をするときは大抵入力させられます。
自分の暗証番号が分からないという方、海外旅行に行く前には必ず確認してから出国しましょう。
暗証番号照会には1~2週間かかることも
暗証番号はクレジットカードが郵送されてきたときの通知書に記載されています。でも、あまり使わないカードだと暗証番号を忘れてしまうこともありますよね。
暗唱番号を忘れてしまった場合は インターネットや、電話で暗証番号照会ができます。ただしかなり大切な情報ですので、暗証番号の照会は日数がかかるんです。
例えば、三井住友 VISA カードや【エポスカード】など、多くのクレジットカード会社では郵送にて暗証番号が載っている通知書を再発送しています。
自宅に郵送のため、約1週間ほど日にちがかかります。暗証番号に不安がある方は、余裕を持って照会を行うようにしてください。
クレジットカードの支払い方法:機械の使い方
海外でも日本でも支払いをする際は機械を使うことが多くなってきました。機械を使うことでカードをお店の人に預ける必要がなくなり安心ですよね。
ここでは、支払いをする機械についてご紹介します。同じ機械でも、カードによって3種類の使い方があります。
タップ方式
まずタップ方式。
IC チップが搭載されているクレジットカードなら、タップ方式の機械を使うことができます。ただし、金額に制限がありカナダでは100ドル(約1万円)以下の買い物ならタップ方式を利用することができます。
タップ方式は機械の上部にある液晶画面、または機械の部分に IC チップをタップするやり方です。この場合ですとほんの2~3秒で支払いが済みとても簡単、暗証番号の入力も不要です
サインなども特に求められないので、タップしたらレシートがすぐでてきて終了です。
差し込み方式
次に差し込み方式のカードの場合です。
差し込み方式はその名の通りカードを機械の下部に差し込むやり方です。IC チップがあることが条件で 、IC チップを中に入れます。
そうすると機械で金額の確認、そして暗証番号の入力、カードによってはサインも求められます。
スワイプ方式
スワイプ方式は昔ながらのクレジットカードの磁気面をさっとスライドさせるやり方です。
ICチップがないクレジットカードの場合はこのやり方になります。 カードによってはサインをする必要がありますが、暗証番号は入力しなくて良い場合もあります。
引き落としのタイミングには時差がある
カードの支払い情報が日本のカード会社に到着するのには時差があり、 大体2日から4日ほどのかかります。
ご自分で設定された締め日の前後に支払い情報が到着した場合は、請求が翌月に持ち越されることもあるので注意が必要です。海外旅行の支払いが終わったと思っても翌月に別件が製ky食うされているパターンですね。
支払った順番に請求されるとも限りませんのでカードを使った情報はどこかにメモしておくかレシートを保管しておくと安心です。
カードが使えない場合のポイントと対処法
海外ではカードが使えないと言ったトラブルに巻き込まれることも多いです。ここでは、カードが使えない場合の解決策を紹介します
状況を確認して必要ならカード会社に連絡
まず、焦らずにカード会社に電話しましょう。カードが使えない原因として考えられるのは
1 限度額を過ぎていた
2 海外での不正使用を疑われてロックされていた
3 IC チップや磁気テープに不具合があった
4 支払い機械の通信エラー
5 お店がそのカードに対応していなかったこと
など様々な原因が考えられます。
2番の海外での不正使用を疑われてロックされたというのは、意外とよくあります。
同じ日に同じお店で連続して買い物をした時などは不正利用防止のためにカードがロックされるようです。
自分側にあきらかに原因があると分かっている場合以外はどのような原因かわからないので、できるだけ早くカード会社に電話しましょう。
不正利用されている可能性も考えられますので、早めの行動が肝心です。
また、4の支払い機械の通信エラーはよく起こります。
私も何回通信エラーになったか分かりません。
比較的インフラが安定しているカナダでも起こるんですよ。雨が降っているとかそんな理由で。考えられないでしょうけど、そんなもんです。インターネットも不安定なので、通信エラーになった場合は何回か試すこともできます。
ただし、そのたびにクレジットカードを使うことになるので、通信エラーになってもう一度カードを試したい時はレシートにDECLINE(不可)と書かれていることを確認しましょう。
同じ金額を何度も引き落とされることになったらたまったもんじゃありません。
お店の人と口論しない
カードが使えない時点でお客としての信用度は下がっており、疑いの目で見られることもあります。不正利用が疑われてしまえば、警察を呼ばれることも。
カナダやアメリカでは店員と喧嘩をはじめれば、本当にすぐにセキュリティーを呼ばれます。体格のいいお兄ちゃんが来たら怖いし、ちょっと恥ずかしいですよね。
複数のカードを持っておく
支払いの段階でエラーになっても焦らないためには、複数のカードを持って行くと安心です。
その場合も VISA カードやマスターカードJCBカードなど種類の違うカードを出してみましょう。JCBだと払えなかったけど、VISAだと払えたというのはよくあります。
個人的には3枚ほどあれば安心です。
サインは日本語でも英語でもOK
レシートにサインをする際は海外旅行に来たからといって現地の言葉で書く必要はありません。カード裏面のサインと一致していればOKです。
ただし私はカナダで5年以上暮らしていて、お店の人がカードの裏面とサインが一致しているか確認しているのを見たことがありません。
なんでも良さそうですけど、いざ問題があれば怖いですもんね。カードのサインと一致させまておきましょう。ちなみにカードの裏面のサインは本人だと認識されれば良いので苗字だけでもいいそうですよ。
ATMから現金引き出し
次にATMから現金を引き出す方法をご紹介します。
これができれば、現地で手持ちのお金がなくなった際にもすぐ現金が取り出せ便利ですよね。長期留学している時も、日本から送金してもらうよりも早く現金が手に入り便利でした。
海外キャッシング利用枠があれば利用可能
海外キャッシングが利用できるか確認するのには、カード会社に確認しましょう。
海外キャッシングはインターネットでも申し込める会社も多いので、いざと言う時のために海外キャッシングできるように設定しておいた方が安心です。旅行中だけキャッシングできるようにする人も多いですよ。
カードトラブル
クレジットカードを海外で使うと、さまざまなカードトラブルに巻き込まれる可能性があります。
日本ではあまり心配しなくて良い事でも、海外では残念ながら多いです。よくあるトラブルをご紹介します。
カード飲み込まれ
海外では意外と多いのがATMのカード飲み込まれです。私の周りでもこのケースが後を立たず、最近では夫のカードもATMに飲み込まれてしまいました。
原因は不明ですが、どんなATMでも一定の割合で起こっているそうで、対策しようがないのが現状です。
カードが飲み込まれてしまったら、カード会社にすぐに連絡して、カードの使用をストップしましょう。自分が去った場合にカードが出てきて他の人に使われるのを防いでください。
スキミング
また海外のでクレジットカードを使うにあたって注意しておきたいのが、スキミングの被害対策です。カナダでも多いです。
カード自体を盗まれてスキミングに会う以外にも、実際のカードに触らずにスキミングされてしまうこともあります。
ATMを使っただけでもスキミングされてしまうこともあります。
個人的にはショッピングモールや個人商店のに入っているようなATMではなく、銀行の中にあるATMを使うことにしています。
まとめ
実体験をもとに、海外でのクレジットカードの使い方をご紹介しました。
基本的には日本と同じ部分もありますが、海外ではカードに対する考え方など、根本的に違う部分もあります。
ぜひ、この記事を参考に海外ではスマートに支払いを済ませてくださいね。
海外旅行する際はこの記事も参考にしてください。
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