こんにちは。Tabikoです。
先日父が定年退職を迎え、会社からのプレゼントとしてリモワのスーツケース!を頂いたようです。ブランドに疎い私にリモワという名前は初耳だったんですけど、見せてもらうと見おぼえがありました。
シルバーに輝くスーツケースです。お値段も5万円代~20万円ほどと結構しますが、何がそんなに良いのでしょうか?
この機会に調べてみたので、今回はリモワのスーツケースの特徴や使いやすさについて紹介していきます。
リモワ(RIMOWA)とは?
リモワはドイツのスーツケースメーカーで1895年に創業した老舗のブランド。
家族経営で、現在でもラゲージ業界をリードする存在です。
この企業の特徴のひとつに、100年を超える伝統を重んじつつも常に革新を続ける企業だということが挙げられます。
創業者であるパウル・モルシェック氏は、当時は主に木や牛革のスーツケースを主流として販売していました。
そして、2代目創業者の息子であるリチャード・モルシェック氏は、飛行機の素材に目をつけ今の素材にも使われているジュラルミン製のスーツケースを生みだしました。
そして現在の社長であり創業者の孫であるディーター・モルシェック氏の代である2000年にはさらなる軽量化を目指したポリカーボネート製のスーツケースを発明しています。
伝統を持つ企業でありながら、常に改良を目指す。日本の「モノづくり」の情熱と似ているところもありますね。
このように常に変化をし続けるリモワのスーツケースは現在では世界中に愛好者がいて、海外セレブの間や映画などでもその姿をみることができます。
シンプルで、ドイツ生まれならではの機能性を追求したデザイン。
旅慣れた人達の間でとても人気で、ある程度値段も張ることからある種のステータスとも言えるでしょう。
リモワのこだわり
スーツケースを作るには何百という作業が必要ですが、リモワはほぼすべてを手作業で行っていることが特徴です。
モノづくりに対する情熱が感じられますね。
さらに、独特の波うつ形状も、一目見ればリモワ製とわかるほど際立ったデザイン。ロゴをみなくても、形だけでどのブランドが分かるというのも100年以上に渡ってリモワが培ってきた伝統です。
マルチホイールシステム
スーツケースを何年も持っていて、壊れるとしたらキャスター部分(車輪部分)が多いのではないでしょうか。
空港などの平面で整備された場所だと良いのですが、屋外では塗装された道でもキャスター部分にはかなりの負担がかかっています。
私も経験者ですが、今まで3回スーツケースを購入していますが、2回キャスター部分が取れて旅行中散々な目に遭いました。
他社のスーツケースはキャスター部分がスーツケースに組み込まれていることが多いですが、リモアのスーツケースはキャスター部分が外に出ているデザインです。
このおかげで車輪がスムーズに回転するので、キャスター部分の負担も抑えられ操作性もアップしています。
エレクトロニックタグ

公式サイトからのスクリーンショット:エレクトロニックタグ
リモアは「エレクトロニックタグ」という、荷物タグをスーツケースに表示させられるという製品も発売しています。
これは、専用アプリをダウンロードすると航空会社のアプリと連携して荷物タグをスーツケース上に表示できるというサービスで、家から荷物をチェックインすることも可能なんです。
空港に着いたら荷物を預けるだけ。よりスマートな旅行が実現しています。
2017年現在、対応している航空会社は、
- ルフトハンザ航空
- エバー航空
- スイス航空
- オーストリア航空
の4社です。
TSAロック
現行の商品は全て、TSAロックに対応しています。
アメリカに旅行する際は、スーツケースの鍵を閉めてはいけないという規定があります。これは、アメリカの係員がいつでもスーツケースの中を確認できるという利点がある一方、旅行者にとっては常に盗難のリスクがつきまとうものでした。
実際に、私は2009年に乗り継ぎでアメリカに行ったときにホテルでスーツケースをチェックすると手紙が紛失していて、さらにチョコレートバーのゴミが入っていました。
手紙なので当局も盗難という対応はしてもらえず、誰が食べたかもわからないゴミが入っていたことがとても不快でした。
そういう心配が軽減するシステムがTSAロックです。
TSAロックとは、アメリカ当局の人が持っているカギで開けられるロックシステムのこと。
カギも数種類あり、よく見たらカギに番号が振っています。その番号のカギを使うと係員のみがスーツケースの中身を確認できるというので、少し安心です。
つまり、リモワの製品だと、アメリカに旅行することが決まってもカギをしめられますよ。というシステムです。
素材と種類について
前述のとおり、リモアで扱っているスーツケースは大きく分けてジュラルミン製とポリカーボネート製があります。
ジュラミン
ジュラルミンとはアルミ合金の一種で、アルミニウムや銅、マグネシウムなどを原料としています。 アルミニウム製で、衝撃に強いのが特徴です。
トパーズシリーズ
出展:日本正規販売店公式ホームページより
15階のビルから落としても中身が無事というほどの耐久性を持ち、上手に付き合うと一生ものになります。
ただし、発売当初こそ唯一無二と言っていいほどの耐久性を誇りましたが、現在ではそのクラシカルな雰囲気の美しいデザイン性に惹かれる人が多いようです。
リモアではトパーズシリーズをはじめ、クラシックタイプ、パイロットシリーズをシリーズ展開しています。
ポリカーボネート
対して、ポリカーボネートとは、熱を加えて伸ばすとその姿を維持するという性質を持つプラスチックの一種です。航空機や自動車の素材にも使われています。
小指でも持ち上げられるほどという軽さが大きな特徴のひとつで、それでいて耐久性もあります。

サルサエアー 公式サイトからのスクリーンショット
荷物が増えがちな旅行において、スーツケース自体の重さが軽いことは大きなポイント。
例えば、旅行期間4泊~1週間程度の旅行の際、スーツケースの容量は60リットルほどの大きさが一般的です。
ポリカーボネート製でも特に軽いリモアのサルサエアーシリーズの場合、
・65リットルのスーツケースで重さはなんと3.2kg
同じリモアでもジュラルミン製のトパーズシリーズの場合
・67リットルで、6.1kg
と、その軽さは一目瞭然です。
日本航空をはじめ、多くの航空会社ではスーツケースの預け入れ重量を23kgまでとしています。(エコノミークラスの場合)
重量を超えたら国際線の場合、万単位で追加料金がかかってくるのでスーツケース自体が軽いということは重視したいポイントとなります。
ジュラルミン製のスーツケース一覧
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トパーズ(Topas )都度デザインに変更あり
リモワ(RIMOWA)と言ったらこのデザイン!というほど、ブランドを代表する定番の”トパーズ”シリーズです。代表作なので、一目でリモワと分かる外観が特徴です。
値段の確認 |
そして、基本的なデザインはそのままに、エレガントな黒色が人気なのがステルスシリーズ。塗装が剥げやすいという点も指摘されていますが、それも使ってきた証。いい味が出るという評判です。
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こちらは色の名前なので、チタニウムが使われているわけではありません。ゴールドのような色が特徴で、高級感たっぷり
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一昔前のデザインが特徴のクラシックシリーズ。持ち手が収納されていないなどの特徴があり、古き良き時代を感じさせてくれます。古いデザインでも操作性や機能は問題なし。
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横長の形と、上部からの開閉が容易という特徴を持つリモワ・パイロットシリーズ。34リットル~37リットルと小さめのサイズが販売されていますが、2・3泊ほどの旅行では重宝する形です。
狭いコックピットで書類を出し入れする必要がある飛行機のパイロットのように、上からの出し入れが簡単なことは旅行中に必ず重宝する場面が訪れるはず。身軽に旅行したい人におすすめです。
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グルメ(Gourmet )
こちらはリモワストアの限定商品で、ワインや葉巻などを運ぶのに特化したスーツケースです。
高いワインを旅行先に持っていきたいかた、高級なお酒をお土産として安全に運びたい方はいかがでしょうか。
オンラインストアはこちらから
ポリカーボネート製のスーツケース一覧
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サルサ(Salsa )
ポリカーボネート製で、リモワの代表と言えばこのシリーズです。
ジュラルミン製のトパーズなどと比べても軽さが際立ち、実用的なシリーズと言えるでしょう。人気のシリーズで、サイズも色の展開も豊富です。
ジュラルミン製のものより、価格も安い傾向があるのでよく購入されています。
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人気のサルサから機能面が進化し、使いやすさに定評があります。鏡面加工が特徴で、色のバリエーションも豊富。
日本ではブラック・ブラウン・オリエンタルレッド・ヨッティングブルーの4色展開です。
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サルサシリーズは軽量モデルとして有名ですが、こちらのサルサエアーはさらに軽量化に特化したシリーズです。
重量で言うと、サルサデラックスの63リットルが5.2kgに対し、(これでも充分軽いです)
サルサエアーだと65リットルで3.2kg! 2kgと言われてもピンと来ないかもしれませんが、お米で言うと約13合分の重さとなります。
軽量化に特化したモデルのため、従来のモデルとはいくつか異なる部分がありますが、最大の特徴はハンドル部分がT字状となっていることではないでしょうか。
カバンを固定しにくいという声もありますが、とにかく軽いスーツケースを探しているという人におすすめです。
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前面についたポケットが最大の特徴と言えるボレロシリーズ。ケースを開けずに書類などの出し入れができるという利点があります。
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一見するとサルサシリーズと似たようなデザインですが、サルサシリーズがジッパーで開閉するのに対し、リンボはフレームタイプと、より強度が高いシリーズとなっています。
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ボサ・ノバ(Bossa Nova)
キルティング素材の内装で内面も美しいボッサノバ。高級牛革製補強パーツが使われていて、デザインのアクセントになっています。
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スーツケースのサイズ
ジュラルミン製のスーツケースのサイズ展開
出展:公式サイトからのスクリーンショット

ポリカーボネート製スーツケースののサイズ展開
出展:公式サイトからのスクリーンショット
写真のように、どのシリーズのスーツケースでもさまざまな大きさのサイズが展開されているため、まずはどのシリーズを買いたいのか決めてみましょう。
機内持ち込みができるサイズから、128リットルの大型のものまで、さまざまなサイズ展開をしています。
日本の正規取扱店
日本の正規取り扱い店は、林五という会社となります。
東京・名古屋・大阪・神戸・福岡と店舗があるので、実際に使い心地をためしてから購入できるのは嬉しいですね。
5年間の保証があり、期間内は修理サービスが受けられます。
保証内容は公式ホームページから確認できます。保証範囲についてこちらのpdfで確認できます。
また、5つ星ホテルに宿泊の場合、出発前までに修理してくれるサービスもありますよ。
評判
高評価
・動かす時のしっかりとした手応え
・押している時、引いてる時左右にぶれずにまっすぐ進む
・大きなキャスターの安定感
低評価
・価格が高い
・5年間の保証しかない
といった評判が多いようです。冒頭で述べたように、定年祝いでリモワをいただいた父は大満足してます。値段がネックにならなければ、品質には一定の評価があるようです。
レンタルも検討してみる?
リモワはその品質、ブランド力、デザインなどどれをとっても一流と言えますが、やはり気になるのはお値段ではないでしょうか。
10万円を超えるものも少なくなく、大きな買い物の前なので購入を躊躇していしまいますよね。
そんな人は、スーツケースのレンタルを利用するのもおすすめです。
操作性や軽さは店舗でも確認できますが、実際に旅行で使ってみるのにはかないませんよね。
は、リモワのスーツケースの取り扱いもあり、一日数千円でトップブランドのスーツケースを試せます。
購入を考えている方も、まずは旅行しながらその使い心地を実感してみてはいかがでしょうか。
レンタルだとキズや汚れが心配ですが、こちらの会社だと無料保障付きなので、多少の汚れやキズ跡がついても大丈夫。
・まれに、航空会社の取り扱いの際に破損することもありますが、その際は到着地で破損証明書を発行してもらってください。返却の際に証明書を同封すると、アールワイレンタルが航空会社に直接請求してくれるので面倒な交渉が無いのも嬉しいポイントです。
公式サイト:【アールワイレンタル】