カナダのお金を作る場所、カナダ造幣局(Royal Canadian Mint)に行ってきました。

造幣局
カナダ国内には造幣局は、オタワ・ウィニペグ・バンクーバーの3ヶ所があり今回訪れたのはオタワの造幣局。
古城を思わせるような美しい造りの建物で、近くを通るたびにずっと気になっていました。

造幣局の庭からの風景
料金について
個人 | 20人以上の団体 | |||
平日 | 週末 | 平日 | 週末 | |
大人(18歳以上) | $6.00 | $4.50 | $4.75 | $3.5 |
子供(5歳~17歳) | $3.00 | $2.25 | $2.50 | $2.00 |
シニア(65歳以上) | $5.00 | $3.75 | $4.00 | $3.00 |
幼児(4歳以下) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
家族(大人2人&子供2人) | $15.00 | $11.25 |
料金はこの通りです。税込み
入口のゲートで料金を支払います。各種カード取扱あり。
平日と週末で料金が違うのは、週末は稼働していないので工場の機械などを見学するだけになります。平日は実際に働いている様子が見られるので平日に訪れるのがおすすめです。
料金に含まれるもの
料金には入場料とガイドツアーが含まれます。造幣局という土地柄、個人で勝手にみてまわることは出来ません。
入場券を購入する際に何時のツアーと言われるので、時間がくるまで中庭や売店などで時間をつぶします。
中庭にはコインの中抜きパネルが設置してありました。

1セント硬貨のパネル
今は無き1セント硬貨のパネルです。ちなみにカナダでは2013年2月に流通が廃止されました。買い物どうするか気になります?カードで決済の時は1セント単位できっちり引かれますが、現金で支払う時は四捨五入になります。
$19.99の場合は$20でお釣りはきません。$19.97の場合は$17.95セントになります。おおざっぱなので、結局得なのか損なのか分かりません。
廃止の理由は1セント硬貨の製造のコストが1セント以上かかるから。最もな理由ですね。
話を戻すと、中庭にはほかにも何種類か硬貨のパネルがあったので、複数で行くならワイワイと時間がつぶせます。
売店のみの利用の場合
売店のみの利用の方は、料金の支払いは必要無いです。私達が並んでいる途中でも多くの人が売店に行っていました。
入口のゲートにセキュリティの方が立っています。売店のみの利用を告げれば指示がもらえます。
混んでいるときは列に係員の方が呼びに来てまとめて案内していました。
売店
売店では投資用硬貨と、カナダのお土産が販売されています。オタワの造幣局で作る硬貨は投資用の硬貨がメインとされていて、銀や金の純度が高い硬貨が販売されています。
なかでもびっくりしたのがこちら。

投資用コイン
お値段なんと…$10,699!1ドル90円換算で、962,000円。きゅうじゅうろく万円。木箱付きです。売店内を見渡す限り一番高い硬貨でした。
こんなびっくりするような硬貨以外にも$30程度から買えるものもあります。流通している硬貨セットもここで買えます。カナダ土産にいかがでしょうか。
変わった形や可愛らしいデザインのものも多く、自分用に購入するのもおすすめです。
オンラインでも購入できます。気になる方はこちらへ(造幣局の公式ページへのリンク)
ほかにも、カナダの定番動物をイメージしたクマやシロクマなどのぬいぐるみも売っています。

お土産
ガイドツアーについて
ガイドツアーは時間になったら売店から出発です。出発していきなり階段を下りますが、エレベーターもあり。
ガイドツアー中は写真撮影禁止です。館内の工場の様子をガラス越しに見学していきます。個人的に一番見応えがあったのは、投資用コインの原料となる金と銀で作られたシート。
工場内の一画にポンっと置かれてるんですが、銀のシートのお値段は3,000万円越え、金のシートに至っては17億円ですって。
金のシートは5本以上あったので、単純計算でも85億円がガラスの向こうに…。
投資用コインが何故高いのか、腑に落ちました。
そのあとも何部屋かある工場内をガイドの説明を聞きながら進んでいきます。所要時間は全体で1時間ほどです。
$750,000相当の金を持てる体験もあったそうですが、私が訪れた時はできませんでした。
(2017年8月)
ガイドツアー後は売店にて解散です。
参考情報
住所
320 Sussex Drive
Ottawa, Ontario
K1A 0G8
売店
電話番号613-993-8990
トールフリー1-800-276-7714
Fax: 613-998-4130
営業時間
売店
月曜日から日曜日
9:00 a.m. to 6:00 p.m.
ツアー
週7日
最初のツアー10:00 a.m., 最終ツアー 4:00 p.m.
予告なしに時間が変わることもあります。
公式サイト
公式サイト(英語)
まとめ
硬貨について知らなかったことも多く、とても勉強になりました。入場料もほかの博物館などに比べて安いのでオタワを訪れる人にはおすすめの場所です。
訪れるなら工場が稼働している平日です。
ここは硬貨の博物館ですが、オタワ市のバンクオブカナダのビル内には紙幣の博物館もあるとのこと。次はこちらを訪れたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。