こんにちはTabikoです。
憧れの海外旅行。パック旅行でも個人旅行でも荷造りをする段階になると、気になるのはお金のことではないでしょうか?「今度カナダ/アメリカに行くんだけど、現金いくら両替すればいいと思う?」とは、よく聞かれる質問のひとつ。
結論から言えば、私は基本的に「1人$50」+カードと答えます。そんなに少なくて大丈夫?と質問されますが、いいんです。欧米ではカード払いがとても浸透しているので、普段の支払いで現金は驚くほど使いません。そして何より海外では治安の良い場所でも、盗難やスリのリスクがあります。盗まれても補償が無い現金はできるだけ最小限にする方が良いです。
また、日本円を両替する時に手数料や為替レートの違いなどで、多く両替すればするほど損をすることも。ということで、今回はこれから欧米へ旅行しようとするあなたへ$50+カードで充分という根拠と、持っておきたいカードについて紹介します。これを読んで賢く旅行しましょう♪
どうして$50?
$50という根拠は、アメリカ旅行の人気ツアーホテル滞在5日間を想定しています。そう、現金が必ず必要になるのは‘’チップ‘’を渡すとき。ホテル宿泊で必要なチップは
で説明しているので、良ければ参考にしてください。団体旅行の場合は添乗員がガイドやドライバーなどにはまとめて払いますが、メイドへのチップは個別に払います。
よほど高級ホテルでなければ一日のチップは$5もあれば十分ですし、高級ホテルの場合でもルームサービスやエステなどの利用の予定が無ければメイドへのチップ$5のみでも問題ありません。高級ホテルの場合はたいていATMが館内にありますので必要に応じて利用しましょう。
現金が必要になる時
- チップ
ホテルでのチップは現金が必要ですが、レストランやエステなどのサービスは清算時にカードで決済できるところがほとんどです。ファストフード店などでは現金でチップを入れる箱が用意されているので気持ち良いサービスを受けた場合は払ってもいいですね。チップは従業員で山分けになるそうですよ。
- CASH ONLY(現金のみ)の張り紙があるお店
たまに見かけるのが支払いが現金のみというお店。イベントに出店している屋台など時々見かけます。また、チップのみCASH ONLY(現金のみ)というお店もあります。
- 高速道路の支払い
アメリカの高速道路には通行に料金が必要な場所もあります。パック旅行なら必要ありませんが、個人でレンタカーを借りてのドライブだと料金の支払いに気を付けて下さい。場所によってはクレジットカードが使えなかったり、小銭のみ受付の場所もあります。車を利用するときは小銭がたくさんあると安心です。
- 公衆電話を利用する時
公衆電話が少なくなったのは欧米でも同じで、近年はあまり見かけませんが空港などにはあります。クレジットカードが利用できるタイプもありますが、現地の小銭が必要な機種もあります。空港からホテルにシャトルバスの送迎を頼む時などは、空港に着いたら何か小さなものを購入して紙幣を早めに崩し小銭を入手する必要があります。
- 駐車場代の支払い
たまに小銭のみという駐車料金支払い所もあります。なぜか特定の小銭を受け付けない機械もよくあるので、数枚小銭を持っておくと安心です。また、クレジットカードのみという所もありますので注意しましょう。
- 募金
時期によりますが、小さな子供がショッピングモールなどで募金活動をしていることがあります。小さな子供がクッキーを売りにきて「NO」というのはとても勇気がいりますよね。そういう時に少額の現金があればいいですね。
- バスや電車などの乗車時
公共のバスに乗る際は‘’乗車賃ちょうど‘’の現金が必要です。さまざまな場所で、suicaのような電子カードも購入できますが、購入できる場所が限られているところもあるため、数回乗る程度なら現金の方が便利です。また、両替機などはバス内にないので、あらかじめ料金を調べてキッチリの額を入れて下さい。
Tabikoはロサンゼルスでバス運賃、$1が無くてバス内の乗客に両替できるか聞いて回ったことがあります。
両替レートで損をするの?
空港や銀行での両替は手数料が発生しています。また空港や銀行でも手数料に差があります。大手銀行では1米ドルあたりの手数料は約3円。ニュースなどで知る為替相場と、空港などでの両替レートは違いますよね?その差が手数料として銀行や郵便局などの儲けとなっています。
また、旅行に行って帰ってきたときも売買の値段は違うので損になることが多いです。

スクリーンショット出典:GPA外貨両替専門店
同じアメリカドルでも上記の表のように、円→外貨にした場合の価格と、外貨→円にした場合の料金も違います。例えば、1万円を米ドルを2017年6月6日に交換すると、10,000÷112.61=88.80米ドルになります。仮に同じ時間に88.80米ドルを日本円にまた交換しようと思うと、88.80×107.49=9545円。
この時点で、454円損していますね。カナダドルの場合は外貨と円の差がさらに激しくなるので、同じ計算をすると1,812円の損が出ます。
実際は同日に両替することあまり無いので、日をまたぐことになります。すると為替も変動するので実際の差はもっと大きくなるかもしれませんし、小さくなるかもしれません。この辺りは為替相場に詳しくない限り運ですね。
現地で両替した方が日本よりもお得な場合もありますが、それでも日本円に変えるときにはよほど円高にならなければ損をします。なので、現金を持っていく場合は必要最低限にした方が良いというのがTabikoの根拠です。
カードは必要
もちろん$50では旅行を楽しめませんし、せっかく行くならお金を気にしないで普段できない贅沢もしたいですよね?ということで必要になるのが、カードです。カードと言っても幅広く、今はクレジットカードだけでなく、デビットカード、プリペイドカードなど多くの種類があります。
プリペイドカードメリット
どのカードが最適かは人によって違うので一概には言えませんが、使いすぎの心配がないプリペイドカードがおすすめ。例えば、キャッシュパスポートというプリペイドカードは全世界のMasterCard®加盟店、現地のATMでの引き出しができるプリペイドカードです。
メリットとしては、
- 事前に入金した残高内で利用するので使いすぎる心配が無い
- 海外で使ってもTポイントが付く(200円相当分につき1ポイント)
- 審査も年齢制限も銀行口座開設の必要なし
- 現地のATMから引き出し可能。残高が無くなったらオンラインで入金ができる
- 世界各国のMasterCard®加盟店で利用可能
- 日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9通貨に対応しています。

出典:キャッシュパスポート
ほかにも、NEOMONEYというプリペイドカードなど、Visa®の加盟店で利用できるプリペイドカードもあります。
- 残高内の利用で使いすぎる心配無し
- 入会審査なし口座開設不要で13歳以上なら利用可能
- 現地のATMから引き出し可能。日本のATMや銀行振り込みで入金
- 世界各国のVisa®加盟店で買い物利用
- 幅広い通貨に対応
- 海外専用のものと、国内/海外兼用のカードが選べる
- 入会金・年会費無料
NEOMONEYは海外でのショッピングやATMの引き出し時に所定の為替レートに4%の手数料が上乗せされますが、それでも現金で為替両替する時よりお得に利用できます。米ドルやユーロならほぼ同じですが、それ以外の通貨だとかなりお得になります。詳しくはこちら。アメリカやユーロだとほぼ同じですが、トルコ・リラだと57%もお得ですね。カナダドルでも5%もお得なんですよ。
プリペイドカード デメリット
- キャッシュパスポートの場合、日本に帰ってきてから残高の払い戻しを行った場合、清算手数料として500円+消費税がかかります。また12ヶ月まるまる利用や入金が無いと月額利用料150円がかかるのも注意したい点です。
- NEOMONEYも払い戻し手数料500円が必要
- 両方とも登録時にマイナンバーが必要
- 残高以上の買い物や引き出しができない。
といったところでしょうか。NEOMONEYは、手数料は使った分しか発生しないので持っておくだけでも安心です。
キャッシュパスポートの手数料に関してこちらの記事でまとめています。
クレジットカードは?
おそらく、この記事を読まれている方はクレジットカードの一枚は持っているのではないでしょうか。星の数ほどクレジットカードの種類があるので、ここではあえて比較はしませんが、クレジットカードは所有しているだけで保険が付随していたり、無料で空港ラウンジが使えたりとサービスが受けられるものもありますので、お持ちのクレジットカードを確認してくださいね。
なかにはそのカードで航空券の購入をしないと保険が付かないというクレジットカードもありますので、出発前に条件をよく確認してください。また、カード番号やセキュリティーコード(カードのサイン記載欄に書かれている数桁の数字です)などは控えをとっておいてください。緊急用の電話番号も財布以外のどこかに控えておくといざという時あわてずにすみますよ。
まとめ
Tabikoは普段の支払いはほとんどデビットやクレジットカードで済ませています。普段の生活にカードが浸透していて、$1なんて少額の買い物でもほとんどのお店でカードが使えます。空港や銀行の為替レートは案外悪いので、ぜひ次の旅行から現金は少額+カード使いも検討してみてくださいね。
公式サイト:キャッシュパスポート NEOMONEY